株式会社品川鐵工場

Challenge Mallorca(UCI1.1)

小山智也

小山智也選手の1月26日から30日に行われた5日間レースのレポートが届きました。
沢山のワールドツアーチームやプロコンチネンタルチームに所属している一流の選手たちと同じ土俵に立ち、戸惑いは隠せない様子で、残念な結果にはなりましたが、徐々に慣れていくと思います。 今後に期待したいと思います。

初戦のバレンシアから直ぐにMajorca島に移動して、Challenge Mallorca(UCI1.1)に参戦 してきました。 

154kmで獲得標高2906mと山岳コースでした。 逃げが比較的早い段階で容認され、そこからはWTチームがコントロールを 始めた為、最初の三級山岳は余裕を持って越えることが出来ました。 その後の二級山岳に入ったところで、位置が悪く、葛折の度に止まってはフ ルモがきを繰り返す羽目になり、そこで少し遅れてしまいました。 とはいえチームカーの隊列がまだ見えていたので、下りで追いつくことを試 みた結果、コーナーでスリップしてしまい、再乗車後に少し走りましたが、 大事を取ってそこでリタイアとなりました。 初めてWTのチームがいるレースで、何もかもに圧倒されてしまい、あっとい う間に最後尾になり、焦って下りを攻めた結果スリップするという残念な結 果になってしまいました。 回収車でその後のコースを全てトレースしましたが、たとえあそこで集団に 戻れていたとしても、到底走り切れるとは思えないコースでした。 


Day1とDay3を終えて 正直なところ、勝負に加わると言う点に置いては、全く箸にも棒にもかから ない現状です。 これは悲観的な話ではなく、当然のことなので、そんな中で何を吸収して、 どう成長に繋げていけるかきフォーカスしていこうと思います。 


一日休んで出場したDay3は、最初平坦で二級が3つで最後に一級があると言 うコースプロフィールでした。 158kmで獲得標高は3009m 目標としてはレースの半分は走りたいと思ってスタートしました。 レースに出る際の目標としてはかなり低レベルな目標ですが、現状から考え て一つでも何か学べることが有れば御の字だという考えからの目標です。 まず、最初の方の下で、過去体験したことのないような爆速でプロトンが進 み、危うく下りで消えるところでした。 54Tを準備していたので、なんとか耐えましたが、登りに入る前からかなり の衝撃を受けました。 Day3も例に見ず比較的早い段階で逃げが容認され、BORAを始めとしたWT チームがコントロールを始めました。 ペースが上がる時は勿論ですが、緩む時も尋常じゃないレベルで緩むので、 Day3は石原さんと共に緩んだタイミングで集団の先頭に行ってみたりしまし た。 特に意味があるかと言われればないですが、集団内の位置どりも含めて経験 しておいて損はないかと思ったので。 最初の二級はコントロールされているから緩い...と思いきや比較的良いペー スで進み(5w/kgくらい)、楽ではないものの何とか超えられました。 そこから下りがまた爆速で、一列棒状で葛折の下りを下るので、楽したいと ころで常にインターバルがかかる状態でした。 とにかく登りもヤバいけど、スピードが上がった時の平坦と下りもヤバイ、 つまり全部ヤバイです。 一度下りからの横風区間で完全に遅れたかとおもわれましたが、バルベルデ を含むモビスターのトイレタイムが奇跡的に重なり、集団に復帰することが 出来ました。 そこから二級山岳に入るも、登り以外でもかなり足を使わされていたので、 我慢できずに残り1.5kmくらいでドロップ、その後は100km地点くらいまで一 人で走りましたが、そこで回収車に乗りました。 Day1と同じく、回収車に乗ってからゴールまでのコースを見た感じ、あと 5kg軽かったら完走はできたかもしれないと、Day1に比べれば希望が持てた1 日でした。(レースの展開が緩かったのもありますが。) ヨーロッパでのレースを重ねるごとに、新しい発見や少しの希望を感じるこ とが出来ているので、自分に何が足りないのかをしっかり考えながら、順応 していけるようにしようと思います。


本日はchallenge Majorca最終日、Day5でした。 コースプロフィールは図のような感じでした。


おおむね平坦(ではない)な前半に加えて、後半に3級山岳が一つあり、その 後は周回コースを走るコースでした。 例のごとく、逃げができてから落ち着きましたが、微妙なアップダウンと平 坦という事で、スプリントしたいWTのチーム中心にかなりハイペースでレー スが進みました。 開始1時間の平均速度は45.5km/hでした。 最後の三級山岳に突入する際に、位置を下げてしまい、スプリントに向けて ペースが上がる集団に着ききれず、そこで遅れてしまいました。 完走は無理でも、せめてゴールまでは辿り着こうと、そこから一人で走り ゴールに辿り着きました。 

結果的にはタイムアウトで、DNFとなりました。 最後の登りに入る前から、落車も頻発していて、運良く全て回避できたもの の、ジワジワと足を使わされる感じのレースになりました。 登りでペースが上がると瞬殺され、下りもかなりスピードが出るのに落車多 発、平坦区間だけは唯一余裕を持って走れたと思います。 最後の登りも、集団の前で入れれば超えられたかもしれませんが、ペースが 上がった集団で前に出るのは容易な事ではなく、まだまだフィジカル的にも 足りていないなと言うのが率直な感想です。 レースを重ねるごとに、走れる距離も伸びてきていて、得られているものは あるので、今後に活かしていきたいと思います。 ひとまず今日は回復に努めます。 

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